鶏油（チーユ）である。
年に一度くらい、思い立って肉のハナマサに行っては鶏皮1kgを購入する。
丸ごと入る容器がないためバケツで失礼するが、ひたすら解凍する。解凍できたら、ネギ頭を放り込んで鍋でひたすら加熱していく。
そして1時間くらい弱火で放置するとこうなる。
ここでは鶏油以前に大量のスープが出てくるので、全てジップロックに入れて冷蔵する。これはラーメンのベースにするととにかくうまい。あと鶏皮をすべて油にするのも勿体無いので、ここで鶏皮だけをいくらか皿に取り分けて冷蔵する。
ここからはネギを取り除き、フライパンでひたすら炒っていく。焦げないように火力に気をつけながら混ぜ続ける。とても退屈な作業なので、YouTubeで溜まってるアーカイブなどをひたすら観て過ごす。
大量の油が溜まってきたら器に移して、また鶏皮を炒り続ける。これを何度か繰り返すと、冒頭の鶏油が取り出せる。最後に器に溜めた油を濾し器を使って瓶に移す。1kgからわずかに1瓶なので効率がいいとは言えないが、副産物として大量のスープと大量のおつまみが生まれる。これがまたうまい。
採れた油は、さまざまな料理にコクを出す調味油として活用していく。