実装の依頼などで「aを使ってbを実装する」というチケットが降ってきた時に、私は即座にaを使ってbを実装し始めることは、かなり少ない。
まずaとは何かを徹底的に掘り下げる。そしてbはなぜ必要なのかを掘り下げる。必要な過去の資料を確認し、わからないことはとにかく質問し続ける。aの代わりにxを使えばよくないか?であったり、本当に必要なのはbではなくyではないか?などを考え抜く。
そしてしばしば「aを使ってbを実装する」という要件に対してPOに「それはせずにxを使ってyを実装すればいいのではないか」と発言する。
これ、たぶん相手によってはあまり好まれなくて「いいからお前は黙ってaでbを作れよ」って感じる人もいるのではないかと思う。そんな時に自分としては「aでbを作らずxでyを作るべきでは?」と立ち止まって洗い上げる行為そのものに対価を頂いていると解釈しており、このスタンスを貫いている。
額面通りに黙って私に「aを使ってbを実装」してほしいのであれば、私に依頼するのは残念ながらミスマッチかもしれない。
(※かなり付き合いの長い取引先での一幕なのでご了承を)