脳のリソースが枯渇したのである。
そんな日は何も考えずに、無心でスパゲッティを茹で、無心で炒めていたい。
湯を沸かし、塩を加え、スパゲッティを9分茹でる。ソース作りはそれからで十分。まだソースを何にするかは考えてすらいない。
フライパンにオリーブオイル。潰したニンニクを刻み、フライパンに投入し弱火で加熱。ニンニクは冷凍庫に常に置いておくと便利だ。チューブニンニクも使いはするが。
ソースを作る。カルディのブルスケッタというざく切りオリーブの小瓶があるので、賞味期限が迫ってきている味噌と適量ずつ合わせ、白ワインで伸ばす。醤油、少しのオイスターソース、味を見つつ少しライムジュース。
味噌風味にはオイスターソースを重ねると、意外と馴染んでくれつつ味に深みが出る。
麺が茹だったら、茹で汁をフライパンに加えよく混ぜながら、湯切りした麺を投入。ほどなくしてソースを全量加える。1分強加熱して味見、少し足りないようならザッと醤油。仕上げに粗挽きペッパーと、彩りが寂しいため一味唐辛子。
「映え」なんて気にしない。ただ手近にあるものでつくる味噌アーリオ・オーリオはうまいのである。