ロイヤルホストのアンガスサーロインステーキである。
ロイヤルホストは、幼い頃はたぶん片手で数えるほどしか行ったことがなく馴染みのない店だったが、最近は月一以上のペースで通っている。他の多くのファミレスより比較的店内が静かになりやすく、自分にとって居心地がいい。そしてザ・洋食が食べたい時にもってこいだ。
今日は肉の気分だ。300gは少し多い、200gにしておこう。ソースはだし醤油・パセリガーリックバター。そして雑穀米1皿を追加。
ステーキ肉は大変柔らかく、ナイフでスッと切り分けられる。パセリガーリックバターはジャンキー感少なく、それでありながらガーリックの香ばしさが漂い、食欲をそそられる。焼き加減ちょうどいいステーキ肉は脂身の塩梅がよく、赤身肉の旨みを噛み締められる。
だし醤油は全部かけてしまわないほうが私は好きだ。刺身の要領で、ちょんとつけるだけでいい。醤油は牛肉にとってのベストパートナーであるが、だしの魚介の雰囲気はさらに日本人の心を掴みにくる。ちょっと牛丼やステーキ丼の雰囲気に近付く。雑穀米を頼んでおいて正解だ。
付け合わせのジャガイモ、パプリカ、オニオンも仕事をしており、何よりケールサラダである。苦味の強いこのケールサラダが、ステーキの肉々しさから飽きを招かないよう味覚に起伏を設けてくる。付け合わせが全員名脇役であるステーキプレートは質が高い。
そうして食後のコーヒーを楽しみながら、考え事をしている。