下味大事

okunokentaro
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煮物である。

前回、牛すじ煮込みにこんにゃくを加えたところあまり味を吸ってくれなかったため、リベンジとしてこんにゃくを買っておいた。今回はこんにゃくベースで冷蔵庫の残り物を片付ける回にしようと思う。

こんにゃくは、スプーンを使って一口大に丸く分けボウルに入れ、塩スプーン1杯を振りかけよく混ぜながら揉み込む。脇で小鍋に湯を沸かしながら、5分後塩をよく洗い流し、そのまま鍋で2分湯がく。湯がいたこんにゃくを1つ味見し、こんにゃくの風味の中にほんのり味を感じたらOK。

冷蔵庫に横たわっている大根の頭に、6cmほどの大根葉の茎部分が残っていたので、これを切り取り、具にすることにした。検索すると苦味や辛味があると見かけたので、鍋にサラダ油を引いてしんなりするまで炒める。

炒まったら、玉ねぎ、しめじ、生姜スライス、牛細切れを加え、さらに炒めてから塩。全体に火が通ったら水、日本酒、薄口醤油、濃縮めんつゆ、みりん、砂糖を加え10分煮る。

10分後アクがかなり出てくるのでそれらを取り除き、味を確認しながら醤油、ほんの少しの酢を加えて整えていく。さらに20分煮込んで完成。

肝心のこんにゃくは、やはり下処理をしたおかげでかなり味が染みていた。パスタを塩水で茹でるのと同じく、内部に味をしっかり持たせておくことが大事である。

同時に課題も見つかった。大根葉の茎は、甘み、苦味、辛味が程よく、味はまとまったと思うが、食感がやや筋っぽかった。次に使う際は筋対策をする必要があると感じる。

私がここに料理の話題を記すのは、どちらかというと次に課題を克服するための備忘録としての側面もある。

@okunokentaro
京都生まれで東京在住。様々なWebアプリケーションを開発し続けて10年。すきなものをすきと言っていたい。