プログラミングをする上で私が常に気を付けていることが3つある。
1つは、追跡できること。何がどこで起こって、その結果どうなるかがいかなる状況でも即座に特定できるかどうかだ。
もうひとつは、迷わせないこと。自分がわかるかどうかではなく、他人が読んだ時に解釈のブレを持たせないこと。常に一意にしか解釈できないように書くこと。そして何か自分が迷った末の行動を取るようであれば、後続のためにその時の答えを導き出した判断の根拠を残すことだ。
最後に寿命を短くすること。変数であれなんであれ、あらゆる動作中の「なんらか」は寿命が短ければ短いほどよい。長いと、いつの間にか予期しないことが起こる。必要なものを必要な期間だけ生存させる。結果的に追跡しやすくなり、迷いを生じさせないため、実はこの一点が本質であるとも言える。
あらゆる設計、開発、保守を繰り返してきたが、とにかくこの3点に気を配ると、自分の書いたコードによる半年後、一年後の快適さが大きく違う。