ピスコ・ポルトンである。
YouTubeのなんだったかの動画で飲んでいるのを見かけて気になり、頼んだはいいが4ヶ月待ちとかだった気がする。レアなお酒。
まずはショットで…。とても鋭いアルコール感はテキーラを飲んだ時に似ている。しかし、鼻を抜ける香りに果実感があり、透明にも関わらずやはりブランデーに近いのは頷ける。私の初ピスコは上々なのではないだろうか。
ロックで。香りがマイルドになり、どことなく九州で楽しんだ焼酎を彷彿とさせる。しかしやはり穀物感はなく、ビターな果実感がまろやかでもあり、香り高く、余韻が続き、気持ちを高揚させる。
トニックウォーター割りで。今回はウィルキンソン。トニックウォーターはベタベタとした甘みを感じてしまうと私は苦手であるが、ピスコの果実香と大変よく合う。割ったことで鋭いアルコール感が治まり、ビターな柑橘の香りとピスコのフルーティさが合わさり、実に色彩豊かなソーダ割りとなる。ジントニックよりよほど活躍をしているのではないだろうか。
最後に禁断の、アイスがけ。ブランデーをアイスにかけるのだから、合わないはずがない。今回は赤城乳業『セルフチョコレートクラッシュ!クッキークリーム』にお越しいただいた。予想通りバニラ系のアイスとはとてもよく合い、ミルクの濃厚さの中に鮮烈なピスコの香りがよく調和する。今回は特に砕いたチョコレートも合わさり、洋酒入りチョコレートのような高貴な味わいへ。
ピスコ・ポルトン、可能性は未知数である。