鶏皮を利用して何を作ろうか考えていたところ、鶏皮餃子なるワードを見つけた。とはいえ、これは餃子の具を鶏皮で包むというものであって、鶏油抽出後の鶏皮を使うようなレシピではない…。
ならば鶏皮を刻んで餃子の具にしてしまおう。
白菜200g、ニラ30g、鶏ひき肉70g、白ネギ1/4本、おろし生姜2カケ分、おろしニンニク1片に、残っていた鶏皮と鶏皮煎餅を全てミンチにして加える。白菜はチョッパーでみじん切りに、ニラと白ネギは包丁でみじん切りにする。白菜は水が出過ぎるので軽く絞る。
ボウルで全体をよくこねたら、塩小さじ1強、シャンタンチューブ1絞り、酒小さじ2、片栗粉小さじ2、鶏油小さじ1を加えてまた全体をよく馴染ませる。（写真は最初に入れたボウルだと小さすぎた図）
あとは餃子の皮、今回だと30枚でひたすら包んで完成。焼く際は滑り加工のされたフライパン前提で、油なしで中火で熱したところに餃子を適度に敷き詰める。その横で湯を沸騰させておき、餃子を敷き詰めたら1-2mm程度餃子が浸るくらいの熱湯をフライパンに注ぎ、すぐにフタをして5分中火。5分経ったら蓋を開け、まだ残っている水分を飛ばしつつ、全体に満遍なく鶏油とごま油。表面を揚げ焼きするイメージで強火で30秒焼いたら出来上がりだ。
鶏肉と白菜メインなのでさっぱりしている中、鶏皮の食感や鶏皮煎餅の歯応え、そして鶏油のコク深さが広がり大変濃厚な旨み。酢コショウ、醤油ラー油などの好みのタレだけでなく、柚子胡椒を添えてもうまい。そしてキンキンのビールだ。
初の手作り餃子にしては、いきなり120点を叩き出してしまった、うまい。