らいふぃずらいくあぼー

okuyama
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都市に出て、都心で働いて、都市に住んで、人ってこんなにたくさんいるのだなと思う。たくさんいて、移動して、営み、住まいはぎちぎち、上へ向けて。

行き帰りに眺める窓の外がいずれも明るくて色々な住まいが見えて、川はみちみち水を湛えて、春だねと思う。

こんなに人がたくさんいる中に暮らしていてても、孤独でいることは簡単なのが不思議だ。孤独であることができる。

ひとりの人を思い続ける。死ぬまで。こんな自分の人生はどのように進んでいくのかな。上かな前かな全方位に膨張していくというのもあり得る。身体からひたひた垂れ落ちる、落ちて地面に小さく染みる。今のところ私の人生はそんなもん。