先週土曜におこなった有料配信イベントの収益が確定した。チケットも売れて50枚程度かと思っていたら倍以上売れたので、正直なところ喜びよりも驚きのほうが勝っている。ありがたいことだ。これで読者賞の運営も一息つける。
翻訳ミステリー大賞がこの春の第十五回で終わり、サイトも徐々に終了の方向へ動いている。15年に渡ってジャンルを支え続けてきた賞とサイトがなくなるというのは、そのおもしろさを人々に広く知らしめる手段がなくなるということになり、ただ寂しいとか、残念だというだけで済ませられないものがある。素人が寄り集まって手弁当でやっている読者賞ごときでは、その損失を到底カバーできるわけもなく、なんとなく徒手空拳で戦っているような気分になってくる。が、まあやれるうちはもがいていくしかあるまい。
家人が美容院に行っていて帰りが遅くなるとのことだったので、私はビールを飲みながらAppleTV+で『窓際のスパイ』シーズン3を最終話まで見た。原作のおもしろさそのままのいいドラマ化だと思う。11月にはシーズン4が予定されているとのことだが、邦訳は3作目(シーズン3の原作)で止まっている。この機会に……と思うのだがまあ難しいんだろうな。