3月下旬のいろいろ

二藤
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 しばらく日記を更新してませんでしたが、無事大学生になりました! 入学式の賛美歌をうたう場面で、まわりの新入生が静まっているのにも関わらず響く声で歌ったせいで前席のかたを驚かせてしまったりしましたが、なんとか、無事に、無事にかどうかは分からなくなってはきましたが、大学生にはなれました……。

 そして、入学式前には色々なことがあった。すべてを書き記そうとすれば、文字数制限をゆうに超えるかもしれない。少しかいつまんで、ここにまとめたい。

 

 

 これは、高校最後の定期演奏会でいただいた花束たち。もし人生で花束をもらうならプロポーズのときくらいだろうなあ、と(でもそんなイベントわたしの人生に起こるわけないからなあ、とも)思っていたから、まさかこの日に、こんなに可愛くてかぐわしくて色とりどりの花をもらうとは思ってもみなかった! 花束の色も、それぞれ贈ってくれたかたから見た私の印象という感じで、とてもいい。どれも違う系統で似ても似つかないけれど、たしかに私の断片がある。それぞれの視点で切り取ったわたしがいる。ほかにも、後輩たちから手紙をメッセージカードをいただいたり、同期や後輩から個別に手紙やプレゼントをいただいた。演奏会直後に、実は見に来てたよ!っとメッセージをくれた友人や恩師もいた。本当に嬉しい。わたしの腕のなかにはたくさんの幸せがある。文字通り両手では抱えきれないほどの幸せが!

 そして翌日には卒業旅行。新幹線に乗るのは小学生の頃の修学旅行以来なので、窓辺から写真を取ったり、富士山が見えたりしないだろうかとつい心躍らせてしまった。きちんとチケットを取る段階で富士山が見える側の席をとっておいたというのに、うたたねしてしまって写真におさめることはできなかった。次こそは、とひとりで意気込んでいる。

 初めての東京は、広かった。東京駅なんて途方もない広さだった。この敷地全部が東京駅なの? 本当に? と疑ったりもした。そして、初っ端から迷ってしまって同行者にはご迷惑をおかけしました……。

 わたしひとりだけなら海沿いを歩こうなんて思いつかなかったし、ホテルのスイーツビュッフェに行こうだなんて思わなかった。3日間のどこを切り取ってもそこには楽しい思い出があって、素敵な景色があった。これが夢じゃないだなんて信じられないくらい素敵な旅行だった。わたしひとりじゃこんな旅にはできなかっただろう。同行者には感謝してもしきれない。また一緒に出掛けたい。ぜったいに。

 3月下旬には、以前通っていた中学校の演奏会を観に行く。コロナ禍の制限が徐々に解除され、今回からわたしのような数代前のOGの訪問もゆるされたおかげで、卒業以来はじめて中学校の敷地にようやく足を踏み入れることができた。後輩たちの演奏は素晴らしかったし、わたしを指導をしてくださっていた先生も歌っていて、不意に泣いてしまいそうだった。なつかしさを感じてしまうと、わたしの涙腺はとたんに弱くなる。

 そして、同期と3年ぶりに再会することもできた。年賀状に毎年書いていた「また会おうね!」をやっとのことで実行する。また会おうね詐欺師にならなくてよかったね、と笑い合う。仲間のうちのひとりは、同じ大学に入学することが判明して、思わず腕を組んではしゃいでしまった。歌は好きだけど……と弱腰になっている彼女への猛アプローチが実を結んで、また同じ部活に入部することになった。また3年前のようにいっしょに歌い笑って過ごす日々が始まる。嬉しい。本当に、嬉しい。仲間はひとりでも多いほうが心強い。ちなみに大学の先輩方は、各学年経験者・未経験が半々だったが、私の代は8割以上が経験者という驚異の割合である。現段階で同期は20人弱! わくわくすると同時に、なかなか頑張らなきゃいけないな……とも思う。

 

@onceuponatime
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