2023年4月20日、乳がんの告知を受けた。その直前の17-18日に東京に行って岡山に拠点を持つ知人に「GWに岡山遊び行きますね〜」と言っていた。でも、乳がんと言われて、初診も検査も入ってきて旅行どころではなくなっていた。
それから１年。リベンジの意味を込めてGW岡山旅を計画した。岡山に拠点を持つ知人と一緒に仕事をしてきた友人とともに。
でも、今度はTS-1の服用中にあたり、体調を崩してしまった。前日に少しだるいなと思って計ってみたら、37.5度。免疫力が下がっていることもあり、前日にすべての予定をキャンセルした。
薬を飲んで寝ると翌日朝は平熱に。浮かれて５日あたりなら長野に行けるんじゃないかなと思って友人に連絡して計画をしてみるも、夜には38.5度に。長野行きすらなくなってしまった。日中は平熱に戻るけど、倦怠感もあり、あまり行動はできない。少しだけ本の整理をして、映画を観て過ごした。
まぁ、でも、こんな自由な時間って今はなかなか作れないしなと思いながら過ごして３日目。さすがに時間がもったいなく思えてくる。もっと有効的に使いたい気持ちはあるけど、外に出るのが少しこわい。３日目の朝にスーパーに行って果物とアイス、ヨーグルトを買ってきただけで、それ以外はずっと引きこもっている。
病人は寝るのが仕事。治療を頑張っているんだから恥じることはない。
頭ではわかっていても、心が拒絶する。１年治療をがんばったご褒美に計画していた岡山旅。それすらもなくなってしまうことが悲しかったし、体調管理ができなかった自分に悔しさを覚えた。
永遠なんてない。いつかは今行動しないと次があるかわからない。
病気を通して感じたからこそ、焦ってしまう。ZINEの制作もしたいけど、頭がぼうっとするからあまり考えられない。あと１日。虚無のGWが終わっていく。