ひとりじゃない。リアルで悩みを分かち合える尊さ

onehap
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この土日は、がんサバイバーの方とたくさん会った2日間だった。

土曜日は、Twitterで同じ時期に同じ療法で治療をしていた同病の方と。いつもリプライでやりとりして勝手に同志のように感じていた方が、まさかの同じ県在住ということが発覚。DMでやりとりをして直接会うことになった。

最初こそ緊張していたけど、すぐに打ち解けてほぼ一日ご一緒させてもらった。病院の先生の話から、副作用の話、普段の生活の話。病気を軸に話題がどんどん移り変わっていった。わたしは最近気になっている副作用の症状やこれから受ける治療のことについていろいろと教えてもらった。

その後は、共通の知り合いのがんサバイバーが市内のお店でポップアップをしているとのことでそちらに移動。共通の知人とはいえ、わたしはほぼ初めましてだったので、闘病時の話をたくさん教えてもらう。同じがんでも、部位が違うと治療も苦労も違う。壮絶な闘病経験を本人の口から聞いて改めて病気の理不尽さにやるせない気持ちになった。それでも、いまは復職し、個人でがん患者のためのアパレルブランドを立ち上げ奔走する姿に勝手に勇気をもらえた一日となった。

そして、日曜日はAYA世代のがんコミュニティのオフ会。こちらもずっと楽しみにしていた日だった。わたしが初めて参加したのは10月。まだ抗がん剤の途中だったけど、同病の方とリアルで話したくて無理やり参加。抗がん剤を打って4日目なのに車を一時間運転して会場へと向かった。

でも、そのときに本当に救われて。ひとりじゃないと思えたし、先を生きる人たちの明るい姿を見れたことも、悩みを分かち合える仲間を見つけられたことも本当に心強かった。コミュニティの力をすごく感じた時間だったから、また会える日をずっとずっと楽しみにしていた。

それで迎えた今日。前回よりも人数は少なかったけど、その分たくさんお話しできたし、最近の悩みも相談できた。看護師さんもいらっしゃったので爪のマッサージも教えてもらったり、病気持ちならではの人生の悩みを共有したりと、前回はできなかった話をたくさんできた。今回もすごく楽しい時間だった。

片思いかもしれないけど、わたしは前回救われた分、今年はコミュニティに恩返しをしていきたいと思っている。まだ何ができるかわからないけど、まずは自分自身が楽しい時間が過ごせたらいいなと。お花見も撮影会もできることは積極的にいろいろやっていきたいなと思っています。

というわけで、久しぶりにたくさん病気の話をした2日間だった。いろいろと相談に乗ってもらえてかなり気持ちが楽になった気がする。

もちろんTwitterで相談はできる。でも、誰もが見るインターネットには書けない相談事もたくさんある。それは副作用の話だったり、数値的な話だったり、言語化できない不安だったり。そうしたことをリアルで話せる場があるのはすごく救われるし、ありがたいことだなと思う。こうした場がずっと続くように今年はもっと積極的に動いていきたい。