作品というものはどんな形であれ「これが好きを書いた」「この時の感情を書いた」「あの日の経験した感情を書いた」…と、根本として何かしらの感情が入っていると私は思う。
今の私だってそうだ。
今書いている感情がどんなものかは皆さんのご想像におまかせするとして、私は数ある作品形式の中でも特に感情を感じるのは『音楽』である。私が単純に耳が良い方というのもあるんだろうが、リズムというものは直感的に感情を感じやすく、歌詞のついたものは小説を読んでいるかのように深い考察の海へと私を沈めてくれる。
水に沈むかのように落ち着くのだ。
地上…及び空気がある限り、様々な音がし、それ即ち苦手な音も混じる。しかし、水の中にはほとんど空気が無いがために特定の音しか響かない。そういう意味で水に沈んでいるかのよう…ということだ。
誰にも邪魔されずただ聴いて欲しいと響くその音楽という感情はただただ私の心に染み込むのである。