この記事は 積読紹介 Advent Calendar 2025 https://adventar.org/calendars/12195 の12/23の投稿記事です。
今年一年で積んだ本をジャンル別に紹介して参ります。
その1:日本手話 教則本
主な積み理由:オンライン学習をメインにしたため

去年から日本手話を学んでいる。勉強しよう!と思い始めた当初にいくつか教則本を買ったうちの数冊。
聾者(主に日本手話話者の聞こえない人を指す)の先生に習うオンラインクラスを受講できたのでそちらをメインに学んでおり、更に追加で本で学習する余力まではないというのが現状…。
日本手話は手や顔の動きが言語になっているので、静止画である書籍で言葉を把握するのはなかなか難しい。最近は動画もついているものがたくさん出ていてよいですね。最初にDVDで学ぶ方を買ったのだけど、私の生活スタイルとDVD学習は合わなくてほとんど見れていない。そうこうしている内にスマホで動画を見れるタイプが出たので買ったのだけど、生活の変化もありなかなか開く時間が取れずじまい。
手話学習をしていると本やテレビでよく見る聾者の方がおり、自然と推しのような人ができる。これらの本にも推しが出ているので、推しの円盤・動画付き本を買ったという側面もある。
推しを眺める本として少しづつでも開くようにしようかな。

推し。那須映里さん。ドラマ「Silent」にも出演

推し。寺澤英弥さん。主なお仕事は通訳や手話講師だと思うのだが、ドラマ「星降る夜に」で俳優として出演されていてびっくらこいた。
その2:日本手話や聾者の文化・歴史の本
主な積み理由:もともとすぐ読むつもりではなかった

最初に書いたのは言語学習として手話を覚えるための本だけど、こちらは聾者や日本手話自体について知るための本。
おそらくだけどこういった分野の本はあまり大量生産されているわけではないのかなと思っていて、買えなくなる読めなくなる前にとりあえず手元には置いておきたいという気持ちで買うことが多い。
「みんなが手話で話した島」は遺伝的に聴覚障害の多い島で手話が公用語となっていた実在の島についての本。前から興味は持っていたのだけど、「ゆる言語学ラジオ」が取り上げて話題になっていて、更にその少し後にヒコロヒーさんが書評を書いていたらしく、売切れたら困ると思って取り急ぎ購入した。その後増刷したらしいです。すげ~。
みんなが手話で話した島: 書籍- 早川書房オフィシャルサイト|ミステリ・SF・海外文学・ノンフィクションの世界へ
「ゆる言語学ラジオ」の該当回も気になってるけど、まずは自分で本を読んでから聞きたいと思って保留にしている。積みラジオである。
「手話・言語・コミュニケーション」は機関誌的なやつなのかな?最近知って、バックナンバーの中から特に気になるものを購入。先月開催されたデフリンピックで国際手話に興味を持ち、デフリンピック特集の巻も注文した。こちらは届くの待ち。
『手話・言語・コミュニケーション』 | 手話言語研究所 Japan Institute for Sign Language Studies
国際手話は、国際的な集まりなどで使われる各国の話者が共通言語として使う手話。手話は音声言語と同じように地域ごとに違った言語でそれぞれの文化圏の人がそれぞれの「自分の言語」を持っています。日本手話・アメリカ手話・イギリス手話・ベトナム手話などなど…。(国際手話があるなら全員が国際手話を日常で使えばいいじゃんと思うかもしれない。それは世界中の人が全員英語だけを覚えれば言語問題が解決するというのと同じくらいの暴論だと思う)
「つながりのことば学」著者の齋藤陽道さんは、聾者のカメラマンで当事者の目線から見たエッセイをたくさん出している。子持ち界隈では、おかあさんといっしょの「きんらきらぽん」の作詞者という肩書が一番身近。聞く人はEテレで毎日毎日聞いているあの歌の歌詞は、聞こえない人が日本手話を日本語に翻訳してできた歌詞なのです。
NHK出版 学びのきほん つながりのことば学 | NHK出版
その3:レシピ本
主な積み理由:買いすぎ

シンプルすぎる理由。積読とはそもそも自分の時間・精神状況などキャパシティの余剰に対して過剰な分の本なのですべての積読の根底に「買いすぎ」があるとは思うのだけど、読める時間の総量に対してレシピ本を買いすぎなんだよ。ほぼ読めていない本を写真に撮ったけど、この後ろに読みかけのレシピ本も同じぐらいある。
レシピ本は読み物として好きなので、買ったから全部作りたいというわけでもない。こんな手順があるんだ~こんな組み合わせが、へぇ~ほぉ~と眺めるのが好きで、面白そうな本があるとついつい買ってしまう…。そういう意味で長谷川あかりさんのレシピは読んでるだけで楽しくてつい買ってしまう。
買った本の中で実際に作りたいものが2,3あれば十分だと思っている。でも読んだレシピ本の中で「これは作るぞ!」とページの端を折りつつ(自分の本は折ったり曲げたりに躊躇ないタイプ)、手をつけてないレシピがたくさんある。材料が保存の効くものだと、材料まで買ってきたのに素材のまま眠っているものも…積みレシピである。
おわりに
私の積読は、聾者・日本手話に関するものとレシピ本がほとんどでした。この記事のおかげで自分を待っている本があたらめて再認識できたので来年は少しずつ読んでいきたい。そして読んだ分以上に買ってまた積読ができるでしょう。このカシオミニを賭けてもいい。
また、今回このアドベントカレンダーを知ったのがきっかけで、前々から作りたいと思っていた自分のブログを作るに至りました。このアドカレのおかげで積みタスクがひとつ解消できました。ありがとうございます。