夜明けのすべての副音声付きで観てきた。
監督、萌音ちゃん、松村さんの会話のテンポ感心地良くて、ずっといろいろ聴いていたかったな。また副音声なしでも観たくなったな〜〜。
途中から萌音ちゃんが山添くんのことを「ぞえくん」呼びしてるのがすごく好きだった。
劇中でパニックの症状を発症した山添くんに対して、副音声で萌音ちゃんが「しんどいね〜」と山添くんに寄り添ってるのが印象的でとても好きだなって思ったところ。随所の言葉選びが素敵だったな〜。
髪を切るシーンが印象的ではあるけど、その後のシーン切り替え後の山添くんの絶妙な表情がおもしろくて好きなんだけど、副音声でも監督が編集中何度も笑ったみたいなエピソードが聴けて良かったな。「なにか?今までと変わりませんけど?」みたいなのがシュールな笑いで好き。原作の空気感を感じるというか。
出会ったり、関わったことで変化するというのがどの作品においても好きになることが多いんだけど、今回、目から鱗だったのは「変わったというより、本来持っていたもの」ということ。
副音声で、山添くんが会社の人にどら焼き(たしか)を買って渡すシーンか、藤沢さんがPMSでヨガ教室で爆発して会社に行き、藤沢さんと山添くんが暗い社内でお茶してるところで山添くんがお茶のおかわりを気にしたシーンでの副音声で言ってた気がするんだけど。
関わる人によっても見せる自分って違うよね、って話もしてた気がするんだけど、その副音声の会話から、自分の中にあった固定概念みたいなものを崩してもらえたな〜という感覚になったところ。
関わることで変化する関係性と、見せる自分が人によって違うというのをそれぞれには理解してわかってるつもりだったけど、物語に置き換えると関わることで変化する関係性で見がちだったな〜…みたいな。上手く言葉にできてないけど、改めて知れて良かったなと思ったところ。
原作を読んで、今回副音声ありで鑑賞したんだけど、ギミックは違えど感じる空気感はどちらも好きだな〜と思った。映像にする上での繋ぎとか尺とかの兼ね合いがあるんだなと思ったり。(素人なりに考えた)
映画の山添くんの「出会えて良かった」っていうのがすごく良い。
最近ふと「自分はなんだかんだ周りに恵まれてるな〜」と思うことがあって、より自分の中で響いた言葉なのかも。
上手く言葉にできないけど、行き着く先は自分に対しても、人に対しても「誠実さ」な気がするから、大切にしていきたいね。(雑なまとめ)