四十九日の日からどうもアレルギー症状がひどい。くしゃみばっかり出る。上顎も目も鼻も痒い。今朝いよいよ目が痒くて涙がとまらなくなったので薬局に目薬を買いに行った。ちょうど目薬の棚で薬剤師店員さん(と私は呼ぶ)が商品の整理をしていたので、症状を伝えてどの目薬が良いか教えてもらった。花粉症はスギだけで、ヒノキはほぼ影響がないはずなのにおかしいと思って調べてみると「カモガヤ花粉」というものがあるようで、空き地や河川敷、公園など街のいたるところに生えてる可能性があって、スギ花粉に反応する人はカモガヤの花粉にも反応しやすいらしい。とはいえ飛散距離はスギと違って数十メートルと短いので近くに寄らなければ平気とのこと。引きつづき調べていると、見覚えのあるダニの写真。小さくて真っ赤な体をした「タカラダニ」というダニだ。田舎ではたまにコンクリートをうろついているのを見るけど、これが祖父母の墓にもついていた。このダニがカモガヤ花粉を食べるそう。ということはお寺周辺にカモガヤがたくさん生えてる場所があったということかあ〜!とすっきりしたところでその日着ていた喪服(おそらくこいつが原因)を洗濯機に放り込んだら症状がおさまった。
餃子ってもっと自由なはずだ、と思って始めた週末の餃子づくりは、4週目にしてひだをつくる包み方がまったく上手くならないうえに焼く手間を乗り越えられずほぼワンタンづくりになってしまった。スーパーでワンタン用の皮を買おうか迷ったけど、違いはちゅるっとするかどうかだけらしいので引き続き餃子の皮を使ってる。
中の種:鶏ひき肉(ムネとモモ混ぜ)/きゅうり/小松菜/しょうが
調味料:ごま油/酒/塩コショウ
今度はピーナッツを少し砕いて入れてみる。そろそろ値が下がるからミョウガも入れてみたい。四十九日の祓いの席で食べたミョウガの天ぷら美味しかったな。
最近、隣に住んでいる大家さん夫婦と偶然顔を合わせることが増えた。基本的にすべてを不動産屋に任せているようで、同じ敷地内に暮らしているのに大家さんとの接点は全くなかった。足取りのおぼつかない高齢の男性がアパートの植え込みをじっと見ていて、ああこのおじいさんが大家さんだったんだとわかり、「こんにちはー」と声をかけて軽く会釈をした。驚いたようだけど、「ああ」と言ってうっすらと会釈を返してくれた。片目は白濁していた。毎年夏になる前に伸びた植え込みの草を業者に綺麗に刈ってもらっているので、伸び具合を確認してたのだと思う。私の部屋のすぐ下に植えられている小さなイチョウも、すくすく伸びて窓から葉が見えてきたと思う頃に短く剪定されてしまう。どちらかといえばきちっと管理が行き届いてる方が好きなので、個人的には住みやすい物件で気づけば8年も経った。アパートを綺麗に維持してくれている大家さんにどうか長生きしてもらいたい。