ここ数年、仕事の上でやりたいことは何かと言われたとき、「最高のチームで最高のゲームづくりをしたい」と返してた。「具体的にどこから」と聞かれたら、「経験や知識セット的にまずはよいチームづくりから」と。
この言語化ができた当時は「なんかいい感じにまとめられたかなー」なんて自分では思ってたんだけど、ここ1, 2年は、このことに違和感を覚えるようになってきた。でも、その違和感の正体がわからずにいた。
ここ何年か、まあまあハードな経験が続いたし、よくある「チームづくりとゲームづくりのトレードオフ」みたいな話に飲み込まれつつあるのかなー…なんて、他人事みたいに考えたりもしてたんだけと。つい最近、市谷さんのポストが目に入った。
「あー、これかー」と思わず声が出た。僕がやりたいことって、ここでいう「仕事と労働を結びつける」ことなんだろうな。
チームとしての観点は失わないようにしつつ、ゲームへの妥協もしない。普通にやってると、どこかでトレードオフが発生しそうななりそうなふたつを、どちらも損なわないように結びつける。そんなこと。
チームづくりそのものをするのでも、ゲームづくりそのものをするのでもなく、僕の立ち位置はその間。なんとなく、それが一番しっくりくる。
もちろん僕自身はユーザーでも顧客じゃないし、市谷さんが語る文脈とは異なる視点だと思う。ゲームづくりとチームづくりの間に横たわるものがなんなのかも、あんまりうまく語れないし。
でも、なんとなーく。この直感は正しいような気がするんだよな。誰かと壁打ちしてみたいな、この話。