複数人で仕事をするってベクトル合成みたいだなという話

oppapili
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複数人で仕事をするとき、各人の考えを基に動くため、同じ目的を持っていてもいろんな行動・反応をする人がいると感じます。最近、行動や反応をベクトルだと思うと個人的にしっくり来たので、共有します。

プロジェクトで共有された目的が空間上のたどり着くべき地点(目的地)だとすると、各人の描くベクトルを合成したとき、組織・プロジェクトの現在位置から目的地にたどり着くベクトルが描かれる必要がある、と表現できます。

ここで、自分視点では大きさがない(=何も有益だと感じられない)ベクトルや、目的地から遠ざかるように見えるベクトルも、そのベクトルを描いている人に話を聞いたり、自身の上長のような別の視野を持つ方の話を伺うと、自分の見えてなかった次元で目的地に向かってちゃんと進んでいるとわかるようなことがありました。以下の図のようなイメージです。

こういうことがあるので、一見やる意義がわからない行動・反応も初めから否定せず、担当の方、上長などの意見を聞き、自分の観測次元・視野を広げていく活動が重要だと感じました。

私自身はチームのサブリーダーとしてソフトウェア開発プロジェクトに従事しています。多くのステークホルダーがいますから、自分の思慮の至らない次元がまだまだあるでしょう。少しずつ視野を広げ、広げた視野を活かし、プロジェクトの皆さんが描くベクトルが適切な方向になるように自分自身の決断、作業の遂行、作業支援を進めたいですね。

@oppapili
業務システムのシステムエンジニアをしています。ゲームが趣味です。 X: @oppapili