依存とのつきあい方

orangena
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スマホのスクリーンタイムの時間を見ると、これはいけない……となる。しょっちゅうスマホを手に取ってはSNSやRSSをチェックしてしまう。癖というか、軽い依存だよなー……と。ときどき反省して時間を少し減らしてはまた見る時間が増えての繰り返し。SNS開発者もそれを意図している。

アプリ開発者の思考プロセスはこうだ。

『最大限にユーザーの時間や注意を奪うためにはどうすべきか?』

そのためには写真や投稿に対して『いいね』やコメントがつくことでユーザーの脳に少量のドーパミンを分泌させることが必要だ。

人の心理の『脆弱性』を利用しているのだ。

それは私のようなハッカーが思いつく発想だ。

私たち開発者はこのことを理解した上であえて実行したんだ。

Facebook初代社長 ショーン・パーカー

CBS NEWS 2017年11月9日

NHK「世界サブカルチャー史 欲望の系譜 #18 アメリカ分断の10s 第3回」より

一平さんのギャンブル依存が世間を騒がせている。が、依存症は誰でもなり得る。ギャンブル、酒、薬物、セックス、ゲーム、SNS、ショッピング、運動etc...あらゆるものが嗜癖となる。健康に良いとされる運動ですら依存症になる(走らずにいられないランニングハイ等)っていうね……

夢中になる行動のレベルにはグラデーションがあって、日常生活や社会に害になった時、「依存症」という病気になる。そして依存症になってしまうと、脳の構造が変わってしまい、治すには依存対象のある環境を完全に断たなければいけなくなる。先進資本主義社会の中にいてそれらを完全に避けて楽しめないのは、私には無理だな~と。そうなる前に、自分をときどき客観視していくしかないのかな……。