2024.4.10水
空が眩しくて、遠くで動くひとたちを見た。
赤ペンを握りしめる作業、毎日なにかしらの準備。今年はしごとばの親睦会幹事なので、来週の歓送迎会の打ち合わせ電話などもした。
出勤前にほんの数行読むだけでも、何かが違う。
晴れているのに少し寒くて、帰宅後うどんを食べた。あたたまる。ゆるやかな日は言葉ではなく浮かんでいる思念のなかにいるようだと思う。
そういえば、桜を詠んだ自作に次の歌がある。歌集に入れずじまい。「ぱらぷりゅい」という一冊かぎりの同人誌に載せたもの。2017年の。
まひるまを光は燃えてwarといふ単語の聞こゆ落花のなかに
桜が美しいと眺めるひとと、飢餓や戦争で苦しむひとが同時に世界にいることをニュースを見ながら思う。桜が綺麗、という人が映る…同時に埃っぽい壊れた街が脳裏に浮かぶ。
こんな世界になっていると思っていなかったころの歌だった。
ひとりで返してみると、
花びらの落ちる速さで no war と文字を辿つた苦しさ、また間違つて
世界はどう?