2024.4.16火
激しい音がして、これは雨じゃない…と思って玄関を開けた。氷くらいの粒が撒かれるようにあって、驚く。
雹だった。
こんなに雹が降ったのは初めてだ。明日ちゃんと車を点検しないと。
会議があったり、様々な申し込みや書類を作ったりして、気がつけば夕方だった。冴えている時もあるけれど、少し落ち着かない感じがする。
帰宅後の雹が降ってきたあたりで、ざわっとする。天候に左右されやすい植物のような感覚なので、じっとしておく。
「歌人」という、これもひとつのラベルなのかもしれないなあ…と気弱に思ったりする。まとめられてしまうことがありませんように。
毎日ぺりぺりと剥がしながら、ただのじぶんに戻る。昼間たくさんひとに向けて話す反動で、ここに書くのは自分に言葉を返すような感覚がある。
私は会田綱雄の「伝説」という詩が好きで、人間の営みや在り方をあれほど純粋に表現した詩はないんじゃないかな?と思う時がある。ざわっとした時ほど、こころの庭や湖を確認しなければ、と思う。
無理をせず、出来ることをやりながら、詩や短歌を続けること。工夫すること。
それは、手を離さなければ、残るもの。
塗り潰すto do list 春雷が街を裂いてく夜を見てゐた