本屋さんめぐり、線

ori_nishin
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2024.4.27土

昼より夜は、あらゆる線が柔らかく感じる。

午後から本屋さんめぐりへ。

1軒目 『西瓜』が棚にあって、ありがたい気持ちになる。本棚には、穏やかな、それでいて芯のある本たちが静かに並んでいる。俳句の同人誌を一冊購入。私の周りに台湾ブームがじわっと来ていることを思い出す。

2軒目 絵本の域を越えた光と影、心の動きが描かれた一冊を購入。そして、以前ページをひらいた時には文字が入ってこなかった一冊が、今日はするっと入ってきて、こういう時はこの本を読むタイミングが来ているということなのだと思う。日記を一冊。眺めて落ち着ける本棚。

ここに辿り着く道には海の生き物が描いてあって、最近舗装がし直されて綺麗になった。新入りの鮫を撮る。ヒトデとカメは続投なのに、ラッコはどこへ…。海外の観光客の人も駅前にいたりして、休日感があった。

3軒目 半年以上ぶり。うちから遠いけれど、この10年くらいのあいだに、ぼちぼちと行ってる本屋さん。年数回なのだけど、行くたびに本が増えている気がする。敬愛する歌人の歌集を見つけて、これは買っておかねば…となる。しごとで使いたいなあ、と思った一冊も購入。ブックカバーがいい感じ。

本屋さんめぐり。それぞれの棚に趣きがあって、見飽きない。

帰りながら思ったこと。

私が本を買ったり、明日のパンを買ったりしている時に、あるところでは攻撃や食糧不足が起こっている。

すべての国の線が柔らかくなればよいのに。

石鹸を泡立てる夜どの国のあらゆる線も柔らかくなれ

@ori_nishin
日々の余白。