13年前の今日、
おにいやん(夫)が
突然のくも膜下出血で倒れた。
血管が裂けて大量出血で
限りなく最悪のグレードに近い状態で
手術しても助かるか分からない状況だった。
体力の無い高齢者だったならば
手術することも出来ず
出来る限りの処置をして見守るしか無い状態だったと執刀医が言った。
おにいやんは若く体力もあるので手術に踏み切ってもらえた。
生きることが出来るかどうかすら分からなかったあの日から13年。
重い障害を抱えることにはなったけれど
毎日笑顔で元気に
精一杯生きています。
とにかくどんな状況でも必死に前に進み続け
あっという間の毎日だった。
あの日、桜がそろそろ見頃に近づき
お互いお気に入りのフィルムカメラを持って
桜並木の川沿いに出かけて撮影した
お互いの姿。
この写真みたいにおにいやんが
しっかりと自分の足で地面を踏み締め
カメラを構える事も無いのかもしれないなと思うと
少し寂しい気持ちにはなるけれど
共に穏やかな時間を過ごせるようになった今が
贅沢なくらいに幸せだなと思う。
この穏やかな時間がどうか
ながくながく続きますように。