夢のような記憶

覚えてない。昔の記憶が思い出せない。まるで夢の記憶のよう。何かあったはずで、なんとなく見えることもあるけど、そのときの自分はどんな感情だったんだろう。うれしい、つらい、かなしい、湧き上がった感情は確かにあった。それだけはわかる。あったということだけは。

わかってないのかな。感情というものが、よくわかってないのかもしれない。今まで生きてきて、今がいちばん苦しい。けれどつらいかと聞かれたら、つらいのかよくわからない。

なにかに締め付けられているようなこの感覚があるから苦しいと思った。じゃあつらいとは?つらいというのがどういう感覚なのか、よくわからないや。つらいもなにか、感覚的なものがあるのだろうか。

時間は流れている。動き続けている。とまっているというのは幻想で、常に移り変わっている。昨日のレジ袋と今日のレジ袋、同じようで同じではない。全く別の存在。同じものなどないし、変わらないものもない。そう思ってるけど、でも、同じで変わらないもの、もしかしたらそういうのもあるのかな。あったらいいなあ。

記憶にどんどんノイズが上書き保存されいく。ずっとじゃなくてもいいから、この少しの間だけだけでいいからさ、あのときの気持ちを

胸の奥に大事にしまわせてほしい。そしたらあったかいじゃん。あたたかいの、好きなんだよね。そしたら前を向いて歩き出せそうな、そんな気がするんだ。

@orznahi
推敲してないです、