キーボードの配列や運指を考える際に、弱い小指の出番を減らして強い親指の仕事を増やす、ということが一般的に言われている。たとえば、押しっぱなしにするモディファイアやレイヤー切り替えキーを親指に割り当てると残りの4本の指を動かしやすいし、頻繁に叩くキーは太い親指に任せると疲れにくい。
親指の役割を増やすため親指により多くのキー数を割り当てようとすると、小さめのキーを並べることになる。キーが増えてとっさに押せるキーが増えて便利になる一方で、ポジションの起点となる親指を置くキーが小さいと、手の姿勢がシビアになり少し窮屈に感じることがある。
この窮屈感は手の形や癖にしっかりと合わせた配置だとだいぶ軽減されるものの、近ごろは親指キーは少なめにして、2Uとか、ある程度大きなキーにするのが気楽で好み。