
無事仮免が取れたので、教習は第二段階へ。
第二段階は路上に出る、ということは知識としては理解していたものの、実際に公道を走ってみると驚くことばかり。
教習所という道幅もカーブの半径も規格通りの場所を、安全運転を重視するノロノロ四輪ドライバーしかいない状態で走ることは、どれだけ守られたゆりかご的な環境だったのかと!
公道は道幅もまちまち、交差点の大きさは場所によって全然違う、ドライバーは法定速度を守らないし、進路変更の合図は全然出さないし、路駐、自転車、歩行者、樹木に標識と、登場人物が多すぎる。
車線も教習所内はMAX2だけど、路上はいろいろ。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を公開時に観たとき、映画自体は面白かったものの、車や持つパワーやスピード、運転者の攻撃性などはピンと来なかったのが、10年越しに「これか〜」と腑に落ちました。
公道を戯画化すると、たしかにマッドマックスになります。
ただし、カオスでワイルドな面だけでなく、自由でどこまでも行けそうな可能性など、プラスの面も、公道に出ることで強く感じられるようになりました。
初めての路上教習のとき、初夏のさわやかな日差しの中、荒川を越える開放的な橋の上を60kmで走ったのは、車の楽しさを体感させるために、教官が意図的に選んだルートだったのかも。
早くもっと広い道を、隣に誰も乗せずに1人きりで走ってみたい。絶対楽しい。
そんな感覚、免許取り始めたときはまったくなかったのに。
新しい楽しさを覚えるのは、いつになってもうれしいものですね。
最初の路上では、他に車間距離の大切さを教わりました。
「前の車のブレーキランプ見てみて。ついたり消えたりパカパカしてるでしょ。アクセルペダルとブレーキペダルをいった来たりしてると疲れやすいので、一定の車間を取っておいてください」と。
わかる〜。車間距離が近い車が多すぎる。
2回目の路上では「第二段階に進んでいるということは、直進や右左折や操作はできるということ。大事なのはとにかく予測。公道の中で予測して判断して操作して、という実践を繰り返すのみ。路上教習は十数回しかないので、1回1回を大事にしてください」と最後に言われたのが印象に残っています。
プロのフィードバックが得られるのは絶対に上達の近道なので、ありがたい。

免許取った後も、運転上手い人に助手席に乗ってもらって、フィードバックもらいながら練習したい。
ああ、早く免許が取りたい。