2023年の11月に、原宿の近くで初めてLUUPを使い、電動キックボードに乗ってしばらく走った。
次の予定まで微妙に時間があってフラフラしていたらLUUPのステーションを見つけて、「そういえば乗ったことないなぁ」と思ってその場で登録して乗ってみたのだったと思う。
東京生まれ東京育ちの私は、自転車にはよく乗っているけれど、免許は持っておらず、特に困ってもいなかった。
初めて動力付きの乗り物を自分で運転して感じた「楽しさ」は私の心に残り、その後は家から飲み会へ移動するときなどに、よくLUUPを使うようになった。
速度的には自転車より遅いくらいだけれど、やけに心地よいのは、姿勢のせいなのか、軽く指を動かすだけで20km/hの速度が出せる楽チンさなのか。
家の近くで乗ったものを目的地で乗り捨てて帰りは電車やタクシーを使う開放感も覚えた。
そんな生活をしていたら、息子が4歳になり、「共にどこかに行く」という体験の尊さが増してきた。
「子供ができると車が欲しくなるよ」と言われてはいて、特にそんなことはないなと思っていたけれど、これか、と。
その感覚に気がつくと、「沖縄に旅行に行ったとして、レンタカーが運転できるか否かで楽しさが全然変わりそうだな」とか「いまは歩いて行ける公園にあるBBQエリアで楽しんでいるが、車があればもっといろんな場所にも行けるよな」とか、車があるともっと楽しくなりそうな場面が次々思いつくようになった。
だったら免許取るか。いまはカーシェアもあって、車を買わずともやりたいことはできるはずだ。
そう思って、2025年の4月から教習所に通うことにした。
フルリモートでフルタイムの仕事をしながらなので、家からなるべく近い、通いやすいところが良いだろうということで、教習所は「レインボーモータースクール和光」にした。
ここはとにかく近い。歩いて15分、自転車なら数分。仕事終わりにでも間に合うし、雨でもめげずに通いやすい。
これを書いている現在は第二段階が始まったところだけれど、この「通いやすさ重視」という選択は正しかったと思う。
仕事終わりに教習所に行き、送迎バスで駅前に行って飲んでから歩いて帰ることも可能。
最高だ。
教習所の料金は、ダブりなしでクリアしたとして30数万円。
けして安くないが、今後の息子や奥さんとの時間を考えれば、まあ出しましょうという金額として受け止めた。
働いてお金を稼げていてよかった。ありがとう宮田さん、内藤さん(いまの会社の創業者)。
教習所を探し始めたタイミングで、「40歳 教習所 体験記」などのワードで先人の声を探したりもした。
教習所は若者が多い場所で、40歳はマイノリティ。
R-9さんのnoteは語り口に共感するところも多く、何度も繰り返し読んで勇気づけられました。ありがとうございます。
そんなこんなで通い始めた教習所で考えたことや、自分の内面の変化などを残しておこうと思う。