ひな祭りと言って特に何かするわけでもなく、この時期になると新しく家が建ってからは玄関に母がSeriaで買ってきたうさぎの飾りが置かれている程度である。昔は七段飾りの雛人形達と幼稚園児だった私と同じ背丈の市松人形を座敷に飾っていたが、それも小学3年生頃までだったろうか。
でもせっかくなのでと職場に配る用に3色のお菓子を昨日から作ることにした。最近作るのにはまっているマカロンをピンクに、ドーナツ型のパウンドケーキを抹茶に、クッキーにホワイトチョコを挟んで白に。3色は春の情景をイメージしているらしい、確かに春と言えば何となくこの色のイメージは昔から根付いている気がする。
因みにひな祭りの代名詞とも言えるであろう菱餅はこの歳になっても未だに食べたことがない。それこそ大抵の人が給食に出てきた3色ゼリーかスーパーの3色団子くらいで済ましてしまうのではないだろうか。
昨日から仕込んでいたマカロンはコーンスターチ入りの粉糖で作ってみた。コーンスターチ入りの粉糖は使わない方が良いと聞いていたが、特に問題なくマカロンは完成した。肩透かしである。
マカロンの分量は卵白に対してグラニュー糖、粉糖、アーモンドプードル各同量で意外とシンプルだが、材料代がいささか懐に痛い。粉糖1袋が高いしアーモンドプードルも高い。また失敗したら落胆度合いも激しく大人しくLAWSONのマカロンを買った方が身のためである。
実は前回失敗してしまい、食べ終えるのにチマチマ1週間かかってしまったが、今回は暖炉の前で乾燥をしっかりしたので割れずに綺麗に焼成できた。嬉しい。
今朝は起きてすぐに冷凍していたクッキー生地を伸ばして型抜きクッキーを焼いた。サンドにしたいのでいつもの5㎜でなく3㎜程度になるように伸ばしたが、マカロンとパウンドケーキが分厚くなったので5㎜でよかったかもなと、3つの厚さがバラバラで袋詰めが難しかった……。
丸いなみなみ型のクッキーの真ん中に穴を開けてホワイトチョコをサンドしてみたら見た目がチーズおかきになった。そう言えば数年食べていない、アーモンドの乗っているものはごくごく稀に口にする。アーモンドを先に食べるのが好きだ。
抹茶のパウンドケーキも分量が簡単でバター、砂糖、卵、薄力粉が同量で覚えやすい。今回は全卵が63gだったので全て同じ分量にし、抹茶を4gにしてみた。ただ悲しいことに持っている調理用抹茶は香りも味も悪くないが、なんだか色が濁っているのである。DAISO等で売っている少量の抹茶の方が多分質が良いのではないかと思う。
スプーンで生地を型へ入れたら隙間だらけで穴ぼこになったのは悔しかったが、味はよかった。よかった。最後にホワイトチョコと練乳に抹茶を混ぜたものをかけたのが思ったより美味しく、穴ぼこも隠せれたので良い仕事をした。ふぅ。
何とか11個包めれたが、明日の私の気力によって配ることができるかどうかが決まる。がんばれ明日の私、がんばれ。
1つだけおぱんちゅうさぎを描いてみたが似てないのは目が離れているせいなのか……、パチモン臭がすごい。シンプルなキャラほど絶妙なバランスの中で可愛さが成り立っていると痛感した3月3日であった。
チョコ入りの甘いのばかり入ったひなあられが食べたい。ぬいちゃん達と花見をしようと思ったが、何故か朝の晴天が昼からどんより曇りになり悲しい。河津桜はもう散ってしまうだろう。