さて、わたしが数学にハマっているのはご存知だと思いますが……という文章で始めようかと思いましたが、たった今読み終わった本で得た知見によってそれは違うな……と気づきました。毎日記事を読んでるよ、あなたのことを認識した上で追ってるよ、という場合なら正しいはじまりだったのかもしれないけれど、今この日記を開いて見てくれてる方はたまたまたどり着いたという方かもしれないし、あるいは知人やともだちだとしても初めて日記を読んでる、あるいは久しぶりに読んだ、という可能性だってありますよね。
その場合、ご存知かと思いますが……なんてはじまりではじめるのは自意識過剰がすぎているのでは?なんか恥ずかしくなってきたな……
でも、気付けたので改めて……今色々な勉強をすることにハマってるのですが、中でもいまアツいのが数学です。おはようございます。
こうだったらいつも読んでくれてる方がいたとしたらそうだよねーってなるし、
はじめてのかたは、へぇそうなんだ〜
ってならないかな!?なるとおもう、多分……いや、確実性はないけれど……
そういう風に思考することが、改めて大事だなと感じさせてくれた本がこちらになります。
こちらは賢い人の思考ってどうなってるんだろう!気になる!絶対凡人には理解できないような高尚なことが書いてあるんだろうな!と思って手に取った記憶があります。
自分にはないもの、逆立ちしても生み出せない思考のロジックなんかをこう、すごく難しい感じで書かれてるのかな……みたいな気持ちでした。
そしてこの本はまさにそういう無意識下で色々決めつけてしまっているけど、いわゆる根拠とするものはないのに勝手に漠然としたイメージで東大の教授だし凄く小難しいことを書いてそう!とか考えてるわたしにぴったりな本出した。
むしろめちゃくちゃわかりやすかったです。
全員が全員そうじゃないとは思うし、私は東大教授という立場の方が書かれた本をこの本しかまだ読んだことがないはずなので、この方だからわかりやすかった、ロジック的な相性がよかった、可能性も多大にあるのですが……とにかく、すごく読みやすいし、なるほどな!と思えることが多かったです。
思考習慣ってタイトルは敷居の高いイメージを私は抱いたけど、中を見てみるとひとつひとつは日常ですぐに取り入れていけそうなことばかりでした。そしてそれが最終的に自分の力になっていく、という内容だったので(ざっくりいうとですが)興味でたらぜひ読んでほしいです!
創作するタイプのオタクにも役立つ気がしました。少なくとも私は今後役立たれそう!
私はわりと感情で話すタイプで、読む物語も、自分が書くものに対しても結構そういう面がでてるきがするんですけど、実のところ自分の中で理論的に理解できないと覚えれない、みたいなところがあります。
なんだろう、公式ってあるじゃないですか数学に。これはこういうものだって覚えましょう!みたいに書かれてるのが、ものすごく苦手なんですよね……嫌いという意味ではなくて!どういう原理を経てその公式で問題が解けるのかを自分なりに流れを理解しないと、別の聞き方をされたときに困惑するんです……えーっとあの公式を使えば解ける、けど、そもそもなんで解けるんだ?みたいな余計なことを考えてるから……
推しカプをこの二人って……この近さ…付き合ってない!?みたいな超計算をはじきだすときは活きるんですけどね、この疑問を持つ力は……
でもこの思考こそがこれからの時代大事になってくるのではないかというお話が、筆者なりのエビデンスをもってこの本では書かれてたので、個人的に内容自体がすんなり納得できて、すとんと腑に落ちた体験をたくさんできました。
しかも偶然なんですが、この教授の専門分野は数理物理学でした……運命……?
なので数字な例えなどは沢山出てくるんですが、けっしてこちらが置いてけぼりにならないようにたとえばなしを交えて、わかりやすい説明を心がけてくれていました。
中でもめちゃくちゃ、わかりすぎると思ったのが「タブロイド思考」という思考法でした。考えることを早々にやめて、問題が起きても早々に落とし所をみつけようとする、という思考のことらしいのですが……
SNSでの知らない人たち同士がしている喧嘩ってまさにこういう側面あるよなあって思った次第です。自分に言われてるわけじゃないのに、自分に言われたように受け取って傷ついたと弾圧したり、見えてるのは一面だけなのに、切り取られた動画の一部をみて この人すごい態度悪い!最悪!みたいに即座に判断するひとたちっていますよね。そういう切り取り方を悪意を持ってするほうが悪いと私は思うんですが、でも根拠も何もなく信じてしまうのもまた怖いなと思いました。
何事も疑うというか、真意を見極める気持ちを忘れないって大事だなと再認識した朝でした。
色んな知識、知見を得ることで他方向から物事を俯瞰してみることにより、公平でできるかぎりただしくものを見れる人でありたいです。