最近猛烈にはまっているもの
うまい うますぎる そのまんま食っちゃう
感覚の話。何かを書くというのはアウトプット行為だが、勢いよく小説を書いているときって、自分の内から外に何かを出すというより、でかいジョッキで冷えた水をごぶごぶ飲んでいるような気持ちになる。
某私立中学の入試問題に拙作『小桜妙子をどう呼べばいい』が使われたらしい。版元の担当さんが問題を送ってくれたが、全問正解できるか微妙だった。「このシーンは何を表すのか次から選びなさい」系の問題、どれもそれなりに正解な気がする。とりあえず「試験問題に作品が使われた小説家あるある:正解がわからない」の実績を解除したぞ。
たまにネットスーパーを使うのだが、先日は配達のお兄さん(だいたい毎回違う人)が「ピアスいいっすね」とほめてくれた。お兄さんにも5、6個くらい入っていた(おれは頭部に17個入っている)。今住んでいるところは閑静なわりにワイルドな見た目の人が多いので、わたしとしては非常に暮らしやすい。買い物しててもこんなごりごりツーブロ金髪タトゥーピアス風体でナチュラルに「奥さん」と声を掛けられる。勝手に奥さんにすんなやと思うと同時に、こういう「奥さん」がフツーにいるとみなされる町は懐が深いなとも思う。
もう一回ギターを、今度はちゃんと「練習」してやりたいなという気持ちが出てきた。十代から二十代にかけて趣味で弾いていたのだけど、も、かーんぜんに何もかも忘れている。憶え方も家にあった親のフォークギター(時代ですわね)と本屋で売ってたTAB譜の弾き語りブックを見て一曲ずつ練習して弾けたら次、みたいなやつで、アレンジ力は何も身に付かなかった。普通の楽譜はもちろん今も読めない。でもサイモン&ガーファンクルのANJIとか弾けてたんだぜ。うそみたい。あれもっかい弾けたら楽しいだろうなあ。安いアコギを買おうかな。