チュニジアの調味料・ハリッサに今さらはまる。ほどよい辛さでうまい。目玉焼きに合う。ただし使うたびに「ハリッサ・ミラノ」というフレーズが絶対にポップアップしてくる。
運動を再開。インストラクターさんというのはスモールトークの達人だ。「ご実家、栃木なんですか。栃木って何が有名なんですか?」「餃子です!」「あとは?」ヘイメン、栃木県民を見るのは初めてかい? その質問は命取りだぜ。かんぴょうなんかも名産品です。
上記のようにオタクじゃないひとと話すの話題選びが難しいよ~という話を同世代オタクの友達にしたら、いやじゃあオタクの話題ならついていけるのか?という話になって……確かによく考えると、現役バリバリの若いオタクのほうが話が合わなくなっているかもしれない。ブイチューバ―一人も知らんし(最近は「V」というとヴィジュアル系ではなくVTuberを指すと聞いてマジか?!となった)アニメ観てないしソシャゲやってないし……映画も前ほど観てないし……やばい、「モロにオタクっぽいけど特に何にも詳しくない中年」になりはじめている! 恐怖!
情緒が不安定なのか、エアロスミスの公式YouTubeチャンネルでスティーヴン・タイラーとジョー・ペリーがディズニーランドのカップルのように腕を組んでいちゃいちゃしている動画を見て静かに泣いてしまう。お互いいろいろあったじじい/おっさんのイチャつき、沁みる。ちょっと前のスマパンのビリー・コーガンとジェームズ・イハの和解にもダダ泣きした。ビリーのインスタ、娘さんとのほのぼのショットがあがるときがあり、あのサッドマシーンが幸せそうにしている……とこれまた泣ける。
バンドといえば、Blurのメンバーがいつの間にかみんな見事な「イギリスのおっさん」になっていることに、最初衝撃を受けたが、じわじわと感動も得ている。彼らが日本でブレイクした時期わたしは女子高生だったわけですが、まあこんなカッチョイイバンドがこの世にあっていいのか?とぶったまげたものです(92年ごろを舞台にしたと思われる映画『アフター・サン』でも、若い男子がみーんなデーモンみたいな髪型とファッションしててセンチメンタルで死んだ)。曲も最高だったし。
ブリットポップバンドメンとか、自分は通過してないので詳しくはないがヴィジュアル系バンドメンの非・体育会系のかっこよさって、若きはぐれもの女子の青春に絶対に必要なものだと思うんだよな。今ならどのへんの人がそれを担当してるんでしょうか。というわけでデーモン・アルバーンがおっさんになったのなら、わたしも存分におばはんになっていいんだなとしみじみ”納得”できたのでした。しかし女子高生が洋楽(ブラーかオアシスか、BSBかインシンクか等)で掴みあいのケンカするなんて時代、今後またやってくるんだろうか。アツい時代(とき)だった。