大田ステファニー歓人さんの「みどりいせき」私は本を読むのが遅いから今日は読み終われないと思ってた。でもあっ!という間ではないけど私の体感で超速で読み終わってた(実際は2時間弱です)
読み終わってから文体にスピード感があるからかなぁとか、口語だからかなぁとかぼんやり考えた。口語と言っても主人公の翠くんたちと私は世代が違うし「植物」のこともよくしらないからわからん単語もたくさんあったし。
最初の、春(でルルで小春)とバッテリー組んでるところ、マンガ読んでるみたいだった。スピード?解像度?なんていうんだろう、そういうのが速い?作中のペニーで学校や街を行くみたいなスピード。歩くより速いけど走るより楽、車とかの乗り物より遅くて、力強く蹴り出すととても速いみたいな。
これって大田さんの持ち味なんだろうからはやく次が読みたい。どんな話が読めるんだろ。楽しみ。
で、内容は一寸先は闇、闇、闇…なのかもじゃなくて、そうなんだよね。暴力と隣り合わせだし。🎵happyで埋め尽くして Rest In Peaceまでいこうぜ のフレーズが頭の中で流れてきた。翠くん、お母さん思いのいい子で、他のみんなも友達思いなんだが。彼らのhappyは埋め尽くされてても、作中でいうみんなが大好きな桜の、花びらのように攫われて変色しちゃうのかな。変色すんなよ。そんな彼らもとても長く時が経てば文化の遺跡になるんだろうか。