たびたびSNSで話題にあがる「作曲に音楽理論は必要なのか問題」のことを話していくよーーーー
(※ここでいってる"作曲"は、音楽制作全般のことを指していってるよ)
「作曲に音楽理論は必要なのか問題」
↑実はコレ、設問っていうか、問題文がまちがっている可能性がとっても高いのだ
「音楽理論」を「スマホ」として考えるとわかりやすくて、"スマホ"っていっても、電話・メッセージ・インターネット・カメラ・電卓・メモなんかの機能がたくさん入ってるよね
このとき「スマホは必要?」ってきかれても、
『そもそも"だれ"にとって?』とか『"なに"をするか次第では????』
ってなる
音楽理論もいっしょ。"だれ"に"なに"を""どんな目的"で使うかによって必要かどうかってぜんぜん変わってくる
「スマホは必要だよね」っていってる人でも『(ゲームが快適に動く)スマホは必要だよね』っていってるかもしれないし・・・
逆に、「スマホなんて必要ないぞ!」っていってる人も『(PCがあるから)スマホなんて必要ないぞ』っていってる可能性もあるのね
つまり、"音楽理論"にはいろんな要素やアプローチが詰まってて、人によってその範囲がぜんぜんちがうのだ
だから、仮にプロの作曲家が「音楽理論は必要ないぞ」っていってても、
『(キーやスケール、コード、ボイシングなどの知識は前提として)音楽理論は必要ないぞ』っていう意味かもしれないから注意が必要なのだ
で、コレは超大前提の話なんだけど、
「「「そもそも、すべての理論はあとづけ」」」
ってこと!!!!!
まず音楽的な現象とか、法則とかがあって、理論はそのあとに構築されるものなんだよね。歴史のアーティストや作曲家の作品から派生したものっていうのかな???
そういう意味では、音楽理論は作曲プロセスのなかでガイドライン的な役割を担うものでもあるし、ヒントになったりもするから、ある人にとっては便利なものなのかも
いまでこそ僕は音楽理論の知識が多少なりともあるけど、これは別に必死に勉強してきたわけじゃなくて、
「曲を作っていくうち、だんだんとわかってきた法則」
みたいなものなん
『うわ! メジャースケールの4番目の音をシャープさせると、明るい雰囲気がありつつも、どこか浮遊感がある曲が作れる! 大発見じゃん!!!!』
って思っても、結局、それはただのリディアンスケールだったり・・・みたいな感じ
音楽理論を勉強しなくても曲は作れる
でも、音楽理論を知っていれば、もっと楽に、目的にあった曲を作れるようになるかもしれない
少なくとも僕は「音楽理論の勉強は手段であって目的じゃない」っていうタイプの創作ニンゲンだから、曲を作ることを優先していきたいなって気持ち
超やる気があるときか、もっとちがう色の曲を作りたいときぐらいしか勉強しないもん、理論くん
必要に迫られて手を伸ばすってぐらいがちょうどいいのかもしれないね!!!
以上!!!!!