『世界一流エンジニアの思考法』からの行動

oz10
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まず、自分で決めて自分の幸せを主体的行動で掴み、自分の人生を自分でコントロールするというマインドセットをもつ。自分の考えや行動(人生)に責任を持つ。その上で、重要なのは次の4つだ。

  1. メンタルモデルの構築

  2. フラットで温かいコミュニケーション

  3. 完了状態にする整理整頓

  4. タイムボックス制と毎朝30分の運動習慣

1. メンタルモデルの構築

急がば回れ。技術は日々の地道な積み重ねによって進化してきた。理解に時間をかける。理解とは、メンタルモデルを構築すること。メンタルモデルとは、人々が世界を理解し、予測し、解釈し、新しい状況に適用するための、自己の心の中のイメージや理論のこと。メンタルモデルをしっかり構築できたら、人に説明できるし、記憶にも残っているはずで、何も見ずとも検索せずとも自分でゼロから表現できる。基礎習得(理解)に時間をかけることで、自分が仕事をコントロールできているという感覚、何かわからないことがあっても「自分ならやれる」と思える感覚が手に入る。また、メンタルモデルをもとに仮説を立てて問題を解決し、試行錯誤の時間ロスを避ける。初めて学ぶ分野や技術は、ドメインエキスパートに質問をしながら学習することで効率を上げる。人間は失敗する。早く失敗して正しい方向性を模索する。

2. フラットで温かいコミュニケーション

その場で理解し記憶するよう努める。メモは取る。相手には受入可能な情報量で話し、追加で聞かれたらさらに詳細を話す。相手がしてくれたことには感謝する。意見の相違は、学びの機会であり、理性的に受け入れ、その機会を生んだ相手にも感謝する。自分の意見として話し、相手に押し付けない。批判しない。感謝とポジティブフィードバックに努める。

3. 完了状態にする整理整頓

完了状態とは、「整理され、検索せずにすぐ取り出せる状態になっていること。」マルチタスクはしない。一つのタスクを完了させる。誰かに質問や相談を投げておいたり、ミーティング(クイックコール)を設定してもらったりする。タスク終了時にブラウザのタブも全部消す。人生は何事も完了しないと、面倒臭さが倍増する。まずは、机の上の整頓から無理のない範囲で、部屋やPC内の整理整頓を行う。

4. タイムボックス制と毎朝30分の運動習慣

定時で仕事を終える。夜はディスプレイを見ず、早く寝て、朝型生活に移行。朝30分の運動(筋トレと有酸素運動)が大切。5分の瞑想で脳の疲れをとる。疲れたら(飽きたら)、別のこと(いつもと違うこと)をすることが休息。制限時間内にできることは限られているのだから、やることを減らす。重要な一つだけに注力する。