2023年の年末にスマトラ西部に行った。スマトラは2回目で、前回はアチェとウェー島、メダンと北部だったが、今回はインドネシアの国民食ナシパダンで有名なパダンエリアにした。
ブキティンギは高原地帯でかなり涼しい。雄大な山に囲まれている。
街のシンボルは時計台というどこにでもあるような地方都市だ。
ミナンカバウ建築と言うのだろうか、この独特な形の屋根をした建物がたくさんある。古い建物だけではなく、普通に現代的なものでもこの形をしていたり、めちゃくちゃオンボロでもこの形をしているのが少し不思議だった。これは消防署。
これはテニスコート。
私の少ない知識の中では西スマトラはかなりちゃんとしたムスリム色の強めの方のインドネシアだった。なので当然町中にはモスクもたくさんあるので、個性の強い屋根の建物が多い。どうでもよい通りでも見ていて飽きない。
滞在中はほとんど小雨か曇だったけど少しだけ青空が出た。高いところから見ると、変わった形の屋根がぼこぼこ生えているかのようだった。
町中は本当に普通だ。
普通の街角にいる猫様を無駄に一眼レフで撮るのが楽しい。
なぜかこの街では馬車が多かった。外国人はほとんど見なかったけど、インドネシアでは有名な観光地のようなので観光客の呼び寄せなのだろうか。
屋台からの湯気がくっきり見える程度に寒い。
ブキティンギは食が有名なので市場にも行った。よくわからない大量のスパイスがある。
なんてことのない街、なんてことのない風景。この後帰りによったパダンは大都会でカメラは持ち歩くものの持ち出す事自体が少しためらわれるような気がした。ブキティンギではそれを感じなかった、そういう街は少し久々だった気がする。