日々には波がある。躁鬱というわけではないけど、それを薄めた何かがある。きっと人々にも大なり小なりあるんだと思っている。この間までは割と沈んでいて、人と積極的に会いたくなかったり、家で一人でひたすらローグライクをやっていたくなったりしていた。
世の中にもたくさんの波がある。例えばカルチャーはいつだってカウンターから生まれていつの間にか最初の地点に戻っている。人間が何かを選ぶのには大体波があって、宇宙はさまざまな周期の波の集まりでできている。
波や振り子というと行ったり来たりで無意味に思えるが、それを螺旋と捉えると、ある一点に向かって少しずつ前に進んでいる気がして前向きになれる。逆張りによって人類が前に進んでいる気がするのだ。
グレンラガンを書いた中島かずきが「螺旋でワイドスクリーン・バロックをやりたい」と思った理由がわかった。
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