趣味

pAk0
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創作意欲は存在するのか?

創作意欲とはなにか。改めて考えてみると答えが出ない。いくつか候補が挙げられる。チヤホヤされたい。感動させられたので自分も感動させたい。世に出ているのものが自分好みではないのでもっといいものを作りたい。あるいは作品の熱に当てられた時のエネルギーの吐き出し先。

自分も何かを作りたいと思うことはままある。大抵の場合は、作品に感動して、同じカテゴリの作品を作ろうとする。素人ながらに見よう見まねで頑張って、ドキドキしながらインターネットに放出して、あるものは多くの人の目にとまりチヤホヤされ、あるものは、納得できる、自分にとって大変いい作品だと思えるものができたこともあった。だがいずれも長続きすることはなく、たった数回投稿しただけで飽きて終わった。創作意欲と、創作を趣味とすることは実はあまり関係がないのではと思う。

創作を趣味にする

結局のところ、(少なくとも自分の中では)創作趣味というのは、長続きさせるためにはその作業自体に面白さを見い出せなければならないんじゃないかと思う。さっき挙げたような、承認欲求を満たしたい、自分の作ったものに満足したい、というのは衝動、きっかけにすぎず、本当に続く趣味というのは作業自体が楽しいものでないといけないのかもしれない。

この視点で趣味を探してみると、意外と簡単に自分に合いそうなものを見つけられるような気がしてきた。自分がこうやってテキストを書いているのも、公開したいというよりは、考えをこねくり回しながら文章を書くのが楽しい、というのが大きいんだと思う。

アトミックな好き

そもそも趣味というのは結果を気にしなくてよいし、過程に楽しさを見出すというのは当たり前なのかもしれない。そして、その過程の楽しさというのは案外アトミックな、シンプルな好きであるような気がする。