マイダトグラしたゴシュトとサブザヴォトをコヴルしてカイラにする様子

おいしい手羽先レシピは Mazali tovuq qanoti retseptlari

qanot 羽 / retsept レシピ

3語以上の複合名詞も2語目以降に -i つけていけばいいんでしょうかね。

手羽は「鶏の羽」で済みますが、砂肝とかどう言うんでしょうか。

トルコ語だと taşlık という1語で砂嚢を表せるし、tavuk taşlık として砂肝料理が沢山出てくるのですが、ウズベク語にした途端に見つからなくなります。翻訳で出力される語は検索でヒットしません。

以下の記事ではタイトルで砂肝を tovuq qorin (鶏の胃。なぜか-iが付いていない)としていますが、記事の文章中では gizzards と呼ばれています。gizzards は恐らく英語そのままでしょう。

あ!

tovuq oshqozonchalari! これですね!砂肝!

oshqozon は胃のことです。-cha がどういう意味で付けられているのかは不明。-larの部分は複数を作る付属語かもしれませんが、これ付けずに書いてる例ほぼ無いので付けたままでいいでしょう。砂肝1個だけ料理することないですし。

qaymoq クリーム / -li (名詞から形容詞を作る) / qayla カイラ(※後述) / -da ~で?(場所格?) / pishir- 料理する / -il ~られる(子音終わりの動詞語幹に付いて受動態を作る) / -gan ~した(過去形動詞) / tovuq 鶏 / oshqozonchalar 砂嚢 / -i (所有人称接尾辞)

「クリーミーなカイラに(入った)調理された砂肝」?

砂肝のクリーミー焼き?

-li は『ニューエクスプレスプラス ウズベク語』の語尾・付属語一覧に載っていませんでした。

あとqaylaって何? 翻訳にかけるとケールって誤訳される。

QAYLA ' mayda toʻgʻralgan goʻsht va sabzavotni qovurib tayyorlanadigan, quyuq ovqatga solib isteʼmol qilinadigan masalliq'.

mayda 小さい、細かい / toʻgʻra- 刻む / -l ~られる(母音終わりの動詞語幹について受動態を作る p.110) / qovur- ローストする / -ib ~して(副動詞) / tayyorla- 準備する / n ~される( l が含まれている母音終わりの動詞語幹について受動態を作る) / -adigan ~する… (現在・未来形動詞 p.93) / quyuq 濃厚な、水分が比較的少ない / ovqat 食べ物 / -ga ~に(方向格) / sol- 入れる / isteʼmol 使用 / qil- する / -in ~される( l が含まれている子音終わりの動詞語幹について受動態を作る) / masalliq 食材

tayyorlandigan (タイヨラランディギャン) とかどうしたもんかと思いましたが、なんとか分解して調べられるもんですね。

ウズベク語版Wiktionaryにしか載ってない単語もいっぱい出てきました。

カイラは「細かく刻んだ肉や野菜をローストして用意しておき、とろみのある食べ物に入れて使用される食材」だそうです。つまりそういう用途の下ごしらえした肉や野菜のことをカイラって呼ぶんですかね。

カイラを紹介している日本語の情報が無いです。なんで? 料理名じゃなくて下ごしらえの段階だから? インジェラを作る際の「オフチョベットしたテフをマブガッドしてリットにする様子」のリットらへんだから?

マイダトグラしたゴシュトとサブザヴォトをコヴルしてカイラにする様子

元々砂肝の話でしたね。砂肝はウズベク語で tovuq oshqozonchalari でした。

ゆゆ式第2話のキャラクター、砂肝うま太郎はウズベク語意訳だと Tovuq Oshqozonchalari Mazali Taro (トヴク・オシュコゾンチャルラリ・マザリ・タロー)です。