写真のワークショップに参加している。昨日はその第2回目が行われた。
写真を撮り始めて約10年ほどになるけれど、独学かつのんびり自分のペースで続けてきたので、ここで一度がっつり写真と向き合いたいと思い参加することにした。しかも講師はかなり憧れている写真家の方で。
ただ、第1回に参加したあとの自分は完全に周りのレベルの高さに怖気付いてしまい、第2回を迎えるまでの日々はほとんど憂鬱だった。
スタジオ勤務の人や既に自分の撮りたいものが明確にある人、そして自身の写真についてはっきりと言語化できる人。
憧れの写真家に自分の写真を見せることがどれだけ恥ずかしいことなのかと、そのとき初めて実感した。しかも初対面の受講者の人たちもみんな私の写真を見てる。そして私の話を聞いている。
もごもごと拙い言葉で精一杯のプレゼンをしたつもりだけど、あまりにうまくいかなすぎてかなり落ち込んでしまった。自分の写真がいちばん下手くそに思えた。
それでも、受講者の人たちの写真は本当に素敵で、それぞれの思いや講師からの講評を聞いた時間はあまりにも刺激的で、感じたことのない高まりがあった。
で、昨日の第2回。憂鬱だった気持ちは一気に晴れることになった。今回は受講者の人と話せる時間がたくさんあった。誰も自分の下手くそな写真のことなど覚えていないだろうと思っていたけれど、意外とそうでもなかったのだ。それがとても嬉しかった。写真が好きな人たちと写真の話をするのはあたりまえだけど楽しすぎる。自分のような素人とも同じ目線で話をしてくれるとても良い人たち。
講評も受けて、新たな課題も見つかった。あとは写真をとにかく撮るしかない。少し前までの憂鬱な気持ちはもうない。前向きな気持ちで次回までにできることをやりたい。