夢中

pencilrocketer
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為末さんのnoteを読んだ。

自分も似たようなことは考えたことがあったが、努力と夢中を比較するというより夢中(フロー)の状況について思っていることを書く。

大人になると夢中になるのが難しいというのは多くの賛同が得られるのではないだろうか。

これは自分の予想だが、子供を育てるような年齢になると自分の世界に入り込んでいないで子供の安全を考慮できる程度の客観性が必要なので、これは生物の仕組み上そういうものだろう。

人間以外の動物で言えば犬でも、やはり成犬になったほうが精神的に落ち着き客観性があるように感じる。

こういうことを考え始めてからなるべく夢中になろうとしている。

夢中がすごいということがよくわかってきたからだ。(為末さんの文章にも似たようなことが書いてある)

夢中というのは自我が消えるので、なろうとしている時点でなるのが難しいのだが、なるべくその領域に達することができるように意識している。

夢中になるには新鮮さが大事である。

慣れた作業を繰り返すと集中が難しい。

スポーツなんかがわかりやすいが、練習やトレーニングの強度というのは同じではいけない。

昨日より今日、今日より明日と負荷を高めることで強くなる。

毎回のトレーニングで集中して取り組めるようにちょうどよい目標を作り続けているという点が大事である。

夢中という自我が0の領域までいけるかどうかはさておき、自我のレベルを下げる方向で有効なテクニックだ。

子供にとっては毎日の世界が新鮮である。色んな遊びがまだ見たことがない。

一方、大人は世界を知った気になっているので無意識に態度が斜に構えている。

斜に構えていては夢中になれない。

なにか自分の知らない世界があるんじゃないかと思って、眼の前の対象を見つめる。

普段やっていることであれば自分の知らない世界に無理やり持っていく。

そういう大人に私はなりたい。

@pencilrocketer
シアトルに住んでいるソフトウェア開発者です。 不定期更新なので「ひかえめなニュースレター」で気長に読んでください。 @pencilrocketman