本を読んだ

pencilrocketer
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本が読めない を書いてしまったので、進捗を生むために本を読んだ。

以下の2冊を読み切った。

それぞれ一言ずつ感想を書こうと思う。

竹中平蔵のYoutubeチャンネルを見て紹介されたのがきっかけで読んだ

正直に言えば期待していたほど面白い話でもないし、自分にとっては目新しい話題があったわけではない。

ただ、この手の話にあまり触れてこなかった人にとっては読みやすくて良い本だと思う。

この本における重要なことは以下だろう。

  • お金自体に意味はない。労働生産性を上げることに意味がある。

言い換えて具体的な例として、「少子高齢化が進み人生100年時代を迎える今、日本国民はみんな老後のために2000万円貯蓄しておこう。」と言った風潮に、「この風潮にどの程度意味があるんだろうね?」という疑問をなげかけている本でもある。

よく行われる議論なので、これに「なるほど、そのタイプの本ね」と言える人であればそんなに得るものはないかなと。

話はちょっと変わるが、本来結婚適齢期で子育て世代であるべき自分にとっては少子高齢化というのは耳が痛い話である。

自分は結婚して子供を何人か持つのは夢ではあるんだが、現実は難しい。

この手の話はまたどこかですることになるだろう。

話を戻すと、マクロ経済、少子高齢化、このような問題を考えさせられる本である。

Amazonのレビューを見ていて思ったことだが、「子供にも読ませたいと思った」のような感想が書かれている本はNo thank youであることが多い。(この本のレビューにも書かれていた)

改めて言っておくが決して悪い本とは思わない。この本から得ることが多い人がいるのは間違いないだろう。

Image CastというPodcastで聞いて面白そうだったので買ったのがきっかけ。

この類の自分ではとてもできないがやってみた系の本がまず好きなジャンルではある。

他の例で言えば「ゼロからトースターを作ってみた結果」も好き。

本の内容は2000日の休暇を取った結果が面白いというより、そもそもこの筆者の文章が面白い。

視点の持ち方がギャグ漫画のようで、自分では思いつかないようなことをすっと思いついて実行してしまう。

鏡の中の自分に対して「おまえは誰なんだ」と連呼し続けるとか、私には思いつかない。

やはりこういう面白いことを考えるには心に余裕がないといけない。

2000日休暇を取ると心の余裕とかそのあたりがどうなるか自分には想像もできない。

自分は休むことは大好きだが2000日休暇を取ったらそれはそれで発狂してしまうだろう。

作者のちゃんと堕落してその後面白い本を書けるという点に尊敬する。

こういう無意味な時間を過ごしています系コンテンツとしては、「34歳無職さん」という漫画も好き。

気持ちが沈んでいるときにこのタイプの本はおすすめじゃないかな。

馬鹿らしいことやってる人がいるもんだとか、自分も大丈夫だなと思って安心できると思う。

余談

podex便利でした。

Image Castのどのエピソードで本のことを話していたのか簡単に探せました。

@pencilrocketer
シアトルに住んでいるソフトウェア開発者です。 不定期更新なので「ひかえめなニュースレター」で気長に読んでください。 @pencilrocketman