「魔法少女まどか☆マギカ」はいいぞという噂を聞いて10年経っただろうか。
今更だが流石に履修しておくべきかと思って見た。
第三話で衝撃を受けるとの話を聞いたことはあったが、エンディングがそもそもかなり不穏だし個人的には大したサプライズではなかった。
進撃の巨人とか鬼滅の刃とか最近グロテスクな表現のアニメを見る機会が多いので、それに慣れた結果感覚が鈍ってしまったのかもしれない。
魔法少女という設定を存分に裏切りつつ、それでいて、それぞれのキャラクターが本質的には純粋な思いで行動しているという見ていて非常に気分の良い作品だった。
ただ、この作品がなにか風刺を効かせているのかとかそういうことは私には読み取れなかった。
10年以上前の作品なので当時の感覚をすでに私が忘れてしまっているのかもしれない。
一つ確実に言えることは見た目に反してただの萌えアニメではないし、ストーリーも手が抜かれているわけではない。
見るものに十分熱意を感じさせる作品であったことは間違いない。
この内容を12回の中でよくまとめたと思う。
現代で作られるアニメが何年後の人類まで受け継がれるのかわからないが、制作者の熱意は10年以上経っても伝わりました。
制作者に感謝します。