壁打ち

のふ
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アイドリッシュセブンはおそらくリリース当初くらいのタイミングで1部まで、それから2年後に改めて3部まで読んだ記憶がある。その時の感想は全然覚えていないけど、3部の大和さんが千葉サロンの話で悩んでいて千さんの首を絞めてしまったシーンだけは衝撃的で覚えている。

それからまた数年たった今、久しぶりにアイドリッシュセブンを1からストーリー読んだ。高校生のときはあまり何も感じなかった和泉一織がすごく愛おしく感じて、歳を重ねて魅力に感じる部分が変わったんだなと感じた。

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同じライターさんが手がけている魔法使いの約束を読んでから初めて読むアイドリッシュセブン、世界観からそもそも違うけど、自分を心を何よりも大切にしてほしいって話はどちらもしていてなんだか良かった。都志見先生の大切にされている部分なのかもしれない。

SNSで色んな感想や思想に気軽に触れれてしまう今、そのまま流されたり染まったりしてしまいがちなんだけど、自分の中の気持ちを大切にするのは本当に大切だなと思う。

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曲作りだけでなく、他の創作する人や何かを始めたい人の背中を押す素敵なセリフだなと思った。

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5部で出てきたこの台詞、アイナナ関係ないんだけど、勝手に自分に思い当たる節があってついスクショしてしまった。

あるゲームのストーリーにどハマりしてしまって、昼はご飯が喉を通らなくなって夜も眠れなくなるほどそのお話や登場するキャラクターに思いを馳せた。それは、そのストーリーだけでは回収されていない伏線がいくつもあったり、キャラクターたちが抱いた思いがわからなかったり、消化されていないように感じたから。

それが私の中の何かを刺激して、私は数年ぶりにこのキャラクターたちをもっとみたい、自分が納得する何かが見たいと思って数年ぶりに絵を描いた。下手なんだけど描かずにはいられなかった。

そのゲームのFD(続編)が出て、プレイして、すごく満足した。伏線がしっかり回収されていて、キャラクターたちの思いが丁寧に描かれていて。

私はFDをプレイしたらキャラクターたちの解像度が上がってもっと二次創作がしたい、もっと絵を描くだろうと思ったけど、そんなことは無かった。満足してしまったから。

とてもいいことだと思うのに寂しい気持ちもあって、なにか描きたいのに特に筆も進まず苦しい気持ちになる。私は足りなくて二次創作をしようと思ったから、満足してしまったから何も描けなくなってしまったんだなあ。

でもゆっくりまた何か描けたらいいな。