自分と仲のいい人は、楽しい時間や機会、知恵をくれたり、自分の人生を拡張してくれる存在だと思っている。ので、人数は多いほうがいいし、仲は深いほうがいい。
ただ育ってきた文脈が違えば当然価値観も違うし、100%何もかも気の合う人はいないと思っている。ので、一緒に過ごした時間が長くても、相手の発言や振る舞いで嫌な思いをしたり、カチンと来ることもたまにはあるはず。
さらに言えば人間は、コミュニケーションにおいての判断ミスや、配慮・考慮の漏れなど色々なミスが仕様として実装されているので、意識しててもこういったエラーがいずれかの地雷を踏み、仲違いのきっかけに発展したりする。酒とかいうエラー促進剤にも囲まれている。きびしい。
許せねえポイントのしきい値を超える原因は、発信側のミスもあれば、受信側のその日の状況(地雷がいつもより広くなってたりするとか)など変数が多いので、どんなに仲の良い友だちでも、何かが起こる確率は常に微レ存あると思ってる。
こういったときに楽なのはスパッと関係を切ることなんだろうけど、ぼく個人としては出来る限りそれはしたくない。(その択を取るのはその人なりの判断なので、それをする人を否定する意味はない)
ぼくの考えとしては、友だちが減ったら減ったぶん、自分が豊かになる機会が細くなっていくと思っているからだ。あと「あの人は一撃でこれまでの関係値を切る」と認識されると、仲良くなっていくのに相手方にきっと勇気がいるだろうし、一緒にいるときに常に言葉を選ばせてしまうかも、というのもある。
「今後も仲良くしたいから言うんだけど、自分はコレがこういう理由で嫌だと思った、今後は控えてもらえるとうれしいが、どうか」みたいに、嫌である旨と背景を伝えて仲直りするのは一瞬気まずいし、カロリーがいる。
けど個人的にはそれが真摯というか、なんか人のあり方としていいなって思うので、それをできる人でありたいと思っている。