親とLINEする頻度

昨日の日記で母親から来るLINEについて言いたいことがある的なことを書いたら、「どんな言いたいことがあるの?」と聞かれたので今日はそれについて書く。

母親は最低でも週5回は私にLINEしてくる。金曜の晩御飯の写メ、土曜のランチの写メ、晩御飯の写メ、日曜のランチの写メ、晩御飯の写メ。私はこれについて「美味しそうだね」「これどこのお店?」「これは何を作ったの?」と返信する。

お分かりいただけるだろうか。

地味ーーーーにめんどくさい。でもこれは母親がまだ元気な印、こういう親孝行のかたちだと自分に言い聞かせてやっている。(忙しいとときどきひと言添えるのを忘れる)(忘れたからといって母から責められるとかはない。淡々と次の写真が送られてくるだけだ)(じゃあ放置していんじゃね?という葛藤はある)

そもそもなぜ食べ物の写真を送ってくるのか。

父と母はいつ離婚してもおかしくない程度には仲が悪い。それでも金土日の晩だけは母親が張り切って作ったメニューを二人で食べているらしい。(なんで?)そこで、父が「おいしいね」とか言えばいいんだけど彼は言わない。黙って食べる。(なんで?)結果、母が頑張って作ったおかずへの思いは空中に霧散し、私のLINEに写メとなって週三で届くこととなった。土日のランチの写メが届くのは仕様です。

父には毎度味の感想を言うべきだと言ったけど、彼は人の助言など聞かない。(なんで?)母にはインスタアカウントを作ってやるからそこに晩御飯の写真をアップしろと言ったけど聞かない。(なんで?)一時期黙って自分の鍵垢にタグをつけてアップしていたがそれもやめろと言われた。身内だから言えるが、あれら二人はもうただの頑固を超えて発達のアレ的なアレがあるんだなと思うことにしている。そう思わないとやってられないのだ。

つまりは父と母の夫婦関係の中に生まれたいびつさが、そのまんま娘の私に降りかかっているわけです。

そんで最近は父からもどうでもいいことでLINEが来る。これは夫婦間のいびつさ云々以前に父に友達がいないせいでもある。

こないだは父がカラオケ喫茶的なところに行った際、父の歌う「ふるさと恋しや」「グッド・ナイト・ベイビーズ」の2曲を聞いた老夫婦がたいそう感銘を受け、父にサインを求めてきた話をLINEしてきて、それはまぁまだおもろい方やからいいねんけど、でもおもろい話やったらなおのことてめーの配偶者に話せよ!と思わなくもない。ちなみに父の歌唱力は上手いか上手くないかで言うと「惜しい」に分類されるものなので、その老夫婦にはプロが歌うコンサートに行くことを強くおすすめしたい。

余談だが父がこの話をLINEしてくるくだりの一発目がジョジョの奇妙な冒険のポルナレフ(「あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!」)の画像で、そういうディティールにまだいちいち小さく腹が立つ思春期の自分がいる。

この一連の親とLINEの話で一番腹立つのは「てめーらは私の話何一つ聞かへんくせに私には自分の話聞かせてくるのなんなん?」ってことなんやなってなんか書いてるうちにだんだん分かってきた。

はぁ。だる。

@pieko
ぴえーるまるこおにぎりと読みます。◯子の◯は記号の、大きい方の◯です。lit.link/pieeeeerumaruko