大きい規模感の課題には、競合するサービスがほぼ存在する。大きな課題に相対するサービスは市場を広く獲るためマーケットカバレッジを広くとっている。
一般的に市場が生まれる時、大きな市場が立ち上がった後にその中でサブセグメントが成長していく。具体例としては、物件探しのSUUMOとカウカモがわかりやすい。SUUMOが物件探しという広いマーケットに相対し、カウカモはリノベーション物件というサブセグメントに特化している。
大きく構えたサービスはサブセグメントへの最適化が及はず、ユーザー体験を棄損する場合がある(イノベーションのジレンマ)。最適化の及んでいないサブセグメントに特化してサービスを生み出しユーザーに便益を感じてもらえれば、そのセグメントにおけるシェアを獲得できる可能性が高い。また、サブセグメントであれば小資本でも参入できる角度があるはず。