渋谷のユーロスペースで「枯れ葉」を観た。フィンランド労働階級の男女の恋愛模様を淡々と描いた作品。主人公たちを取り巻く環境は総じて厳しいのだが、赤・黄・青等の色鮮やかなフィンランドの色使いが陰鬱とした雰囲気をいくらか中和している。ただ、「哀れなるものたち」の開放感・爽快感をエンジョイしたばかりだったし、鬱々とした状態で観るべきではなかったな、と少し後悔。お腹の調子が悪いのにお酒をしこたま飲んでしまってグロッキーになってしまったみたい。映画って本当に観るときのタイミングが大事。
映画のあとマッチングアプリのアポ。マッチングアプリを再開して三週間くらい経って何人かの女性と会った。彼女たちは年齢も仕事内容も家族構成も何もかも違うけど、みんなアプリ越しに自分たちなりの愛をさがしてるんだと思うとなぜか愛おしく感じる。もう二度と会わない人もいるだろうけど、私に大切な時間を割いてくれた彼女たちが皆幸せになって欲しいなと願うのは身勝手だろうか。