回復

カフェイン
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友人たちと表参道の中華で遅めのランチを摂る。10人近くだったので、やむなくふたつのグループに分かれる。私はSちゃんとNちゃんと3人でカウンターに座りながら、QRコード経由からスマホ越しにメニューを表示する。お腹が空いてるらしいSちゃんが仕切ってくれたおかげで、私たちのテーブルはみるみる豪勢になる。3種類の水餃子、炒飯、海鮮かた焼きそばにアルコールを人数分。

料理を人数分、小皿に取り分けてお酒とご飯を交互に口のなかに含んで胃に流し込む。二人の話にうんうんと相槌を打ちながら、次第に瞼を開け閉めするスピードが落ちていくのを感じる。前の晩はあまり寝ていないうえに急激に血糖値が上がったせいだろう。そしてたぶん疲れている。

ひと足先にお店を後にして気怠い身体を引きずりながら、青山通りを渋谷方面に向かい、六本木通りを下って渋谷駅まで歩く。駅前のスクランブル交差点の人の多さにうんざりしながら対岸に止まっている阿佐ヶ谷駅行き66系統のバスに乗り込む。発車したバスの車窓越しに流れる色とりどりの景色を眺めながら、もうケアをする相手はいないし、きっと今夜はゆっくり寝られるだろうなと考えていた。

@piyogator
いっつも目がしょぼくれてる