前日に観た、映画「夜明けのすべて」が良かったので、瀬尾まいこさんの原作を読む。ふと、私は自身の持病やトラウマをある程度乗り越えられたから作品に向き合えることができたけど、いままさに闘っている人がこの作品を読んだり観たりするのはツラいだろうと思うと少し複雑な気持ちになる。
夜9時前後。耳に有線イヤフォンをはめながら新宿中央公園を散歩。いま聞いてるのはきのこ帝国。公園から見上げる都庁は真っ青にライトアップされている。綺麗というよりはどことなく人を遠ざけるような圧迫感があり、ほんのりした恐怖を感じる。
歩きながらAと来週末どこに行くかメッセージでやりとりする。今週末行けなかった中平卓馬展に決定。角筈区民センター前の交差点で信号待ちをしていると、突然彼女から
「xxxくん(私のこと)もまだtinderやってるって思ってる」
私のことをたいして好きじゃないくせに、なんてこの女は欲深いんだと思いながらも真面目に返信している自分に嫌気がさした。